体重の認識(BWP:Body Weight Perception)だけでなく低BMI(Body Mass Index)が若者の自殺念慮や自傷行為のハイリスク因子であるかどうかはまだ明らかになっていない。木下氏らは日本人の若者18,104名に対し自己評価によるアンケート調査を実施し、低BMIと自殺念慮・自傷行為との関連を分析した。
主な結果は以下の通り。
・低BMIは自殺念慮や自傷行為との関連が認められた(性別、年齢、薬物使用、精神的苦痛、BWPで調整)。
・低BMIは日本人の若者の自殺念慮・自傷行為の独立した危険因子であると考えられる。
出典
Kinoshita K. et al. J Nerv Ment Dis. 2012; 200: 305-309.